よりみち話

寺田屋事件で龍馬が運ばれた薩摩藩伏見屋敷の間取絵図発見

薩摩伏見屋敷石碑

薩摩藩伏見屋敷の建物の配置や間取り図がわかる
建物の配置や間取り図がわかる絵図面が発見されました。
今まで伏見屋敷の中がどうなっていたのかはわかっていなかったんですね。

今回の発見は、京都市伏見区にある城南宮の宮司さんが古書店から購入されたものだそうです。
江戸時代が終わって約150年も経った現在に見つかるというのもなんだか不思議な感じがしますね^^

薩摩藩伏見屋敷とは

薩摩伏見屋敷石碑1

薩摩藩伏見屋がいつ造られたのかはわかっていないそうですが、参勤交代で江戸へ向かう際に薩摩藩の宿所として使われていたそうです。
以前NHK大河ドラマでも取り上げられていた、第13代将軍徳川家定の正室篤姫も鹿児島から江戸へ向かう際に泊っていたと言われています。

そして、龍馬が慶応2(1866)年に寺田屋で幕吏に襲われ九死に一生を得て運ばれかくまわれた、龍馬を語る上で外せない重要な場所ですね^^

でもこの屋敷は、慶応4(1868)年に起こった伏見鳥羽の戦いで焼失してしまったんです。

薩摩藩伏見屋敷の絵図について

薩摩伏見屋敷案内板

今回見つかった絵図は、「伏見御屋鋪惣繪図(ふしみおやしきそうえず)」というもので、縦約1m、横約1.3mの大きさのものだそうです。

描かれたのは天明6(1786)年と見られてていて、屋敷の規模は南北99m、東西64mで敷地面積は4973㎡と推定されるそう。
今回の絵図には屋敷内の間取りが詳細に書かれているそうです。

絵図を調査した京都国立博物館の宮川禎一上席研究員によると今回の絵図発見で、
龍馬がどの入口から運ばれただとか、どの部屋で治療を受けていたのかを調べる大きな手掛かりになり得るそうなので、今後の研究が楽しみですね^^

平成29年7月25日(火)~9月3日(日)の期間
京都国立博物館の特集陳列「大政奉還150年記念 鳥羽伏見の戦い」で見ることができるようなので、興味がある方はどうぞ^^
ただし、入館料(大人:520円)が必要です。

住所:〒605-0931 京都市東山区茶屋町527
電話番号:075-525-2473
この催し物開催期間の開館時間:
 火~木・日)午前9時30分~午後5時(入館は閉館の30分前まで)
 金・土曜日)午前9時30分~午後9時(入館はいずれも閉館の30分前まで)

京都国立博物館公式サイト
http://www.kyohaku.go.jp/jp/index.html

スポンサーリンク







スポンサーリンク




関連記事

  1. 五代友厚大阪商工会議所銅像 薩摩藩士五代友厚の大阪にある3つの銅像と住居跡とお墓巡り
  2. 寺田屋 今でも泊まれる!京都伏見の寺田屋
  3. 相国寺薩摩藩士の墓 幕末の薩摩藩士たちが眠る京都の3つのお寺
  4. 相国寺薩摩藩士の墓 蛤御門の変で果てた志士たちが眠る上善寺と相国寺
  5. 薩摩伏見藩邸石碑 龍馬の命を救った伏見薩摩藩邸
  6. 京都御所 京都御所の各御門マップ
  7. JR高知駅龍馬像 台風19号で龍馬や半平太、慎太郎も避難!?
  8. 鴨川 京都で幕末の志士たちが集った旅館や料亭

ピックアップ記事

  1. 武市瑞山寓居跡
  2. 真言坂石碑
  3. 吉村寅太郎寓居跡説明板
  4. 明保野亭1
  5. 龍馬ゆかりの地兵庫
無動庵
  1. 梨木神社2
  2. 大阪海軍塾跡地
  3. JR高知駅龍馬像
  4. 円山公園銅像
  5. 長州屋敷跡石碑
  6. 上京区エリアマップイメージショット
  7. 相国寺薩摩藩士の墓
  8. 島原大門
  9. 龍馬とおりょう像
  10. 池田屋跡石碑
  11. 同志社
  12. 二本松薩摩藩邸跡地
  13. 阪急河原町駅
  14. 真言坂石碑

ピックアップ記事

  1. 阪急河原町駅
  2. 相国寺薩摩藩士の墓
  3. 御所の門
  4. 土佐藩邸跡石碑
  5. 上京区エリアマップイメージショット

アーカイブ

スポンサーリンク




おすすめ記事

  1. 龍馬の夢が詰まっていた?!神戸海軍操練所と海軍塾 神戸海軍操練所史跡
  2. 龍馬暗殺の仇討襲撃「天満屋事件」 天満屋事件跡
  3. 大阪にある坂本龍馬ゆかりの地 大川河川看板
  4. 尖鋭勤王志士達の悲劇「池田屋事件」 池田屋跡石碑
  5. 幕末維新ミュージアム「霊山歴史館」を見学 霊山歴史館
  6. 京都伏見区にある坂本龍馬史跡マップ 伏見区中書島駅
  7. 海援隊から維新後は実業家として造船業を営んだ白峰駿馬 海援隊員一覧
  8. 武力討幕派の志士、陸援隊隊長「中岡慎太郎」 円山公園銅像
PAGE TOP